自粛期間中における胃腸症状

  • 2020.05.28 Thursday
  • 19:55

 新型コロナウイルス感染症の拡大により我々の日常にさまざまな制約が加わり、多大なストレスにさらされている状況です。日々の診療でも、不安、ストレスにより心身に不調をきたしておられる方の割合が高くなっている印象を強く感じています。ストレスの影響を受けやすい胃腸炎症状(下痢、腹痛、腹部不快感など)について昨年同時期(3月、4月)と比較してどのような変化があったのか調べてみました。

2019年(3月、4月) 2020年(3月、4月)
ウイルス性 58名(39.2%) 19名(24.3%)
ストレス性 38名(25.7%) 38名(48.7%)
細菌性 27名(18.2%) 14名(17.9%)
その他(憩室炎、虫垂炎など) 25名(16.9%) 7名(9.1%)
148名 78名

 

 昨年度と比較してストレス性胃腸炎と診断された方の割合が約2倍近く増加していました。昨年度最も多かったウイルス性胃腸炎の割合は約2/3に低下していました。(受診の自粛もあり、昨年度より受診者数、患者数は減っております)。

 今年度ストレス性胃腸炎と診断された方々は_甬遒鵬疉卆腸症候群と診断されたことがある、感染に対する不安感がかなり強い、自粛によるストレスを強く感じている、などの背景を持っておられました。逆に学校の休業、テレワークなどによりヒトどうしの接触機会が減り、ウイルス性胃腸炎(接触感染により伝播します)は減少していました。

 

 新型コロナウイルス感染の収束にはある程度時間がかかると予想されています。しばらくの間、不安やストレスにされされる日々が続くことでしょう。体調を崩さないようにするためにも、それらとうまく向き合っていかなければなりません。まだ起こっていない未来のことを心配しすぎるより、現在できることを着実に実行することが重要ではないかと考えております。

 

 

コメント
コメントする








    

calendar

S M T W T F S
  12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
27282930   
<< September 2020 >>

mobile

qrcode

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM