腹部膨満その4

  • 2019.05.24 Friday
  • 20:18

腹部膨満を主訴に来院された100名の方の分析を行いました。

女性:男性=22:78と圧倒的に女性で優位に認めました。

 原因別では不明が24名、ストレス性(呑気症含む)が21名、食事性が14名、薬剤性が11名、慢性胃炎/機能性胃症が8名、便秘が7名、その他15名でした。

 食事内容ではパンケーキ、インスタント焼きそば、クッキー、カレーなどの小麦を多く使用した食品、果糖が多く含まれる果物(イチジクなど)、豆類、ヨーグルト、蜂蜜などの摂取が発症のきっかけとなっていました。食事がきっかけになる腹部膨満は男性の方が多くみられる傾向にありました(男性8名、女性6名)。

 

 ストレス性は40歳未満の女性で多く見られました。

 

 薬剤性は年齢と性別で特徴があり、男性では60歳以上で頻尿治療薬を服用している方、女性では21〜40歳でピルを服用している方で多くみられました。メニエル病治療薬(イソバイド)や咳止めなどの服用でも症状の発現が認められました。

 

 40歳以上では腸閉そく、癌性腹膜炎など直ちに入院を要する病気が見つかるることがあるため要注意です。

 

 急性に発症(2週間未満)した方は32名、慢性に発症(2週間以降)した方は68名です。急性で最も多かったのが食事性で12名/32名でした。次いで多かったのが腸閉塞・亜腸閉塞で4名/32名でした。慢性で最も多かったのがストレス性で20名/68名、次いで慢性胃炎/機能性胃症7名/68名、薬剤性7名でした。

 

 性別、年齢、急性/慢性が腹部膨満の原因を推定する上での根拠になることがわかります。それに基づいて服薬歴、食事内容、手術歴の有無などを確認することにより、原因をさらに絞っていくことができます。

 

次回は腹部膨満の原因、対策と腹部レントゲン検査の関係についての結果をご報告いたします。

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