インフルエンザ新薬の問題点

  • 2019.02.22 Friday
  • 20:54

 薬が効かないインフルエンザウイルス(耐性ウイルス)の出現頻度について2月15日に国立感染症研究所から発表がありました。今シーズン最も流行している型(A香港型)では耐性ウイルスの出現率がゾフルーザで17.5%、タミフル、イナビルでは0%でした。

 耐性ウイルスが出現すると次の2点が問題になります。

〔瑤鮖藩僂靴討發靴覆ても症状の改善に差がなくなる、

¬瑤鮖藩僂靴燭曚Δ、周りにウイルスを撒き散らしてしまう

 

 .ぅ鵐侫襯┘鵐蕎評が改善するまでの時間で比較すると、通常のウイルスの場合改善まで54時間かかるところが、耐性ウイルスが出現すると63時間に延びます。

▲ぅ鵐侫襯┘鵐業症後から9日後に、どれくらいの割合でウイルスが検出されるのかを調べたデータがあります。ゾフルーザを内服した場合、通常のウイルスでは感染者の2%にウイルスが検出されました。耐性ウイルスで17%、治療薬を使用しなかった場合6%でした。ゾフルーザを内服すると逆に長期にウイルスを排泄してしまうことがあるという事実です。

 

 これらの問題がゾフルーザを内服した方のうち17.5%で起こっていた可能性があるということです。良かれと思って処方したら、逆に症状を長引かせ、周りに感染を広げてしまっていたかもしれないと思うと、複雑な気持ちになります。

 ゾフルーザは画期的で優れた新薬だと考えています。今後耐性ウイルスの割合が増加して、ゾフルーザが医療現場から姿を消してしまうようになることは避けなくてはなりません。適正な使用がさらに必要になります。

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