インフルエンザに2回以上感染する可能性

  • 2019.02.20 Wednesday
  • 21:16

 「1シーズンでインフルエンザに2回以上かかることがあるので厳重に注意をしてください」との記事を最近よく目にします。「2回かかる人は頻繁に見ます」や「10%の割合で2回かかかります」などと書かれています。 本当でしょうか?。

 当院では昨シーズンは183名中2名(A型とB型)、今シーズンは314名中3名(A型2回)の方で2回感染を確認しました。

100人に一人程度の割合です。頻繁といった感覚とはかけ離れている気がしますが。

 

 細胞はウイルスに感染すると、即座にインターフェロンを放出して抗ウイルス状態になります(自然免疫)。抗体ができるまでの2週間程度はこの自然免疫が守ってくれるので、短期間に別なウイルスは感染しにくい状態になっています。そのためインフルエンザに短期間で2回かかる可能性は高くはありません。

 インフルエンザに感染したあと長ければ2週間近くウイルスを放出していることがあるので、1回目の感染後から2週間以内に検査を行った場合、壊れたウイルスの破片に反応していることがあるので、実際には治っているのに検査で陽性と出ることがあります。

 

 インフルエンザ感染後の新たな発熱はむしろ細菌の2次感染を考えるべきです。インフルエンザは鼻、のど、気管支の粘膜をボロボロにするため細菌が繁殖しやすい環境になっています。一旦解熱して3日前後で再度発熱する場合には副鼻腔炎、咽頭炎、気管支炎を念頭に置いて診察する必要があります。

 インフルエンザの再感染を疑う場合には、前回の感染から最低でも2週間以上あけてから実施するべきではないかと考えています。

 

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