インフルエンザの診断

  • 2019.02.06 Wednesday
  • 20:59

インフルエンザの診断

 インフルエンザは症状と迅速検査(鼻に綿棒を入れて行う検査)の結果から診断を行います。明らかにインフルエンザっぽい症状でも迅速検査で陽性とならないこともあります。特に発熱後12時間以内では陽性とならない割合が20〜30%と言われています。その場合は症状からインフルエンザと判断して治療を開始することもあります。

 当院では迅速検査を行い陰性となった方が176名おられました。そのうち37名の方を症状からインフルエンザと判断し治療を開始しました。この37名の方をインフルエンザと判断した基準は以下の4つです。ゝ泙僻熱かどうか(熱が出た時間までお聞きすることもあります。)、△なり身近な方(特に家族内)にインフルエンザの方がいるかどうか、ワクチンを接種しているかどうか(今シーズンはあまり当てになりませんが)、ぅぅ鵐侫襯┘鵐彊奮阿良袖い硫椎柔が否定できるかどうか。

 特にい禄斗廚如高齢者では肺炎、子供では溶連菌性咽頭炎を見極めることが必要であり、これらの病気の検査を合わせて行うこともあります。またインフルエンザの場合、治療を開始すると2日以内に改善傾向が見られます。改善傾向が見られない場合にはインフルエンザではなかった可能性を考える必要があります。そのため症状からインフルエンザと判断した方には「2日以内に改善傾向がなければ再度受診してください」と説明しています。

 37名中1名の方が、改善傾向がないため再受診され治療方針の見直しを行いました。インフルエンザは早期治療を開始することが重要です。しかしインフルエンザでない方をインフルエンザと診断して治療を行うことは当然避けなければなりません。検査の精度が100%ではないため、この2つのジレンマの間で、日々悩みながら診察を行っています。

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