夏のインフルエンザ

  • 2018.09.11 Tuesday
  • 18:48

夏のインフルエンザ

9月10日東京の小学校がインフルエンザのために学級閉鎖になったとの報道がありました。毎年9月初旬に東京などで必ず発生しています。夏休みが終わり学校での集団生活が始まる時期に一致しています。夏のインフルエンザはどこにいるのでしょうか。日本国内と南半球(亜熱帯地域も含む)にいます。国立病院機構データからの数字ですが、各年度における6月から9月までの日本におけるインフルエンザ発生件数を表にしました。夏の間は主に子供に感染し、夏かぜっぽい症状を起こしながら細々と地味に伝染しているのでしょう。

6月〜9月 A型インフルエンザ B型インフルエンザ
2018年 84
2017年 134 71
2016年 27 20

また6月から9月は南半球や亜熱帯地方ではインフルエンザのシーズン真っ盛りなので、そこからインフルエンザが満ち込まれることもあります。当院でも8月に亜熱帯地方への旅行後の熱で受診された方2名のインフルエンザ感染を確認しました。お二人ともまさかインフルエンザに感染するとは全く想像しておらず、たいへん驚かれていました。旅行後のインフルエンザ感染に気がつかずに感染源となることも十分ありえると思います。この表をみて気がついたのですが、夏のインフルエンザ発生件数とA,B型の割合は、その冬に流行するインフルエンザの状況を反映しているのではないかという事です。2016年の冬のインフルエンザは例年通りの発生件数(推計1696万人)でした。2017年の冬は例年の1,5倍(推計2248万人)でA、B型が同時に発生しました。そうすると今年の冬のインフルエンザはA型を中心に昨年ほどの大発生は起こらないと予想されます。また南半球と北半球のインフルエンザ流行状況は関連性があるといわれています。実際2017年の6月〜8月にはオーストラリアでA、B型が混在した大流行(例年の2.5倍)があり、その冬には日本でも同様の大流行が起こりました。今年のオーストラリアではインフルエンザ発生件数は例年より低めで、A型を中心に発生している様子です。日本でも先程の予想したような状況になるのでしょうか。

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