慢性の下痢症

  • 2018.09.02 Sunday
  • 15:10

ストレスがかかると人の体内ではどのような事が起こっているのでしょうか。ストレスがかかると脳の視床下部からCRHというストレス関連ホルモンが放出されます。CRHは脳の下垂体を刺激してACTHというホルモンを作ります。これが副腎に作用して糖質コルチコイドというホルモンを全身に放出してストレスに備えます。この理論ではストレスと下痢との関係性がすっきりしません。しかし最近ではCRHが血液を介して腸に直接作用することが分かってきました。CRHは腸にある細胞を刺激してセロトニンというホルモンを作り、それが腸の神経に働きかけ腸の運動を促進したり、その運動の刺激を脳に伝達して痛みや気持ち悪さといった感覚を作り出しているのです。イリボーはセロトニンの働きを抑えるため、腸の過剰な動きを止めて下痢を抑えるだけでなく、それに伴う痛みや不快感も取ってくれるわけです。ストレスが原因の下痢には最も効果的なのはこのような理由からです。しかしストレスが原因の下痢は、長年にわたる腹痛や不快感そのものがストレスとなっていることも多く見られます。そのためまずは内服治療をしっかり行い、症状をできるだけ改善させて、腹痛などの体内からのストレスを軽減させることが必要になります。それから体外からのストレスにうまく対処できるようにするためのストレスマネージメントを身につけていく必要があります。

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