慢性の下痢症

  • 2018.08.06 Monday
  • 20:11

慢性の下痢症について検証してみました。2017年1月〜12月の間に慢性の下痢症で受診された方は40名でした。(ウイルス性胃腸炎や細菌性胃腸炎などの急性胃腸炎は含まれていません。)男性19名、女性21名でした。年代的には10代8名、20代8名、30代10名、40代10名、50代以上4名と学生から働き盛りの年代で多く見られました。ストレス性(電車内、通勤途中、旅行時、外出時、試験時)が20名と半分を占めており、食事性(食べるとすぐにもよおしてしまう)が8名、上記以外が12名でした。このうちイリボーを処方した方は19名おられました。19名のうち効果があった方は14名、なかった方は5名で、有効率は73%(14名/19名)でした。添付文書では有効率50%前後と記載されており、この数字に比較して当院での有効率は高い数字になっています。その理由を考えてみました。添付文書の数字は慢性下痢症の方すべてにイリボーを使用して得られたデータです。それに対し当院ではイリボーの特徴を考慮して、ストレスが原因の下痢症の方を中心にイリボーを処方した結果、有効率が高くなったと考えています。実際にイリボーが効いた14名の内、ストレス性は11名、食事性は1名、その他は2名でした。イリボーが無効であった5名の内ストレス性は3名、その他2名でした。イリボーはストレス性の下痢症にこそ効果が発揮されると思います。ストレス性か食事性かを見極めるのは問診、望診、触診を丹念に行いますが、なかなか難しいことも多いです。これを見極める力をが高める事ができれば、イリボーの有効率をさらに上げられるかもしれません。ではなぜイリボーがストレス性の下痢に効果的なのでしょうか。

 

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